食塩摂取量を計算しよう

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推定一日食塩摂取量とは

食塩摂取量が多くなると血圧が高くなることや、食塩摂取量を減らすことで、血圧が低下することは、一般住民を対象とした多くの研究から明らかとなっています。 日本では減塩の目標が欧米にくらべ緩く、日本高血圧学会委員会では、高血圧予防のため、6g/日(6g/日×17mEq=102mEq/日)未満の食塩制限を勧めています。

一日の推定食塩摂取量の評価方法はいくつかありますが、簡便で実際的な評価方法として随時尿を用いた計算式の利用が推奨されており、以下の数値から算出します。
体重 / 身長 / 年齢 / 随時尿ナトリウム / 随時尿クレアチニン

また、カリウムを含む野菜や果物の摂取量を増やすことが塩分(ナトリウム)の排出を促すことから、最近では新しい健康指標のナトリウム・カリウム比(ナトカリ比)も注目されています。目安は1未満ですので、塩分を減らしカリウムを積極的に摂りましょう。

  • Yuan M, et al.: N Engl J Med. 386, 252-63, 2022
  • クレアチニンは筋肉量により変化するため、体重、身長、年齢による補正が必要です。食塩摂取量の評価を繰り返し行うことで、保健指導などが適切に行われているかを判断することができます。

推定一日食塩摂取量とナトカリ比の計算

下のフォームに数値を入力して、「計算する」ボタンを押してください。

体重

kg

身長

cm

年齢

随時
尿ナトリウム

mEq/L

随時
尿クレアチニン

mg/dL

随時
尿カリウム

mEq/L

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計算結果

推定一日食塩摂取量

g/日

② ナトリウム・カリウム比(ナトカリ比)

計算式

  1. 推定一日食塩摂取量 (g/日) = 24時間尿ナトリウム排泄量 ÷ 17
  2. ナトリウム・カリウム比(ナトカリ比)

参考文献 日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会 編. 高血圧治療ガイドライン2019(参考に改変)

監修:国際医療福祉大学医学部 臨床検査医学
主任教授 下澤 達雄 先生
日本高血圧学会
高血圧治療ガイドライン作成委員会

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